著者のコラム一覧
奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

(4)4人の日本人医師がイベルメクチンでコロナ患者を治療

公開日: 更新日:

 本書によると「イベルメクチンの新型コロナに対する効果は、その後も99の研究、27カ国で証明されている」ことで、「イベルメクチンは、製薬業界にとって大きな脅威となった」とブラジルの著名な医師が報告しているが、その可能性は否定できないだろう。

 2023年、京都大学名誉教授の福島雅典医師らが、国はファイザーやモデルナなどの製薬会社とどんな契約書を交わしたのか、開示すべきだと東京地裁に訴えた。そして昨年10月、地裁は厚労省の不開示の決定を取り消す判決を下した。実際に開示されたら、前回書いたように、製薬会社が「イベルメクチンを使用しないよう指示した」ことが事実かどうかわかるかもしれない。 (つづく)

【連載】問題の本「イベルメクチン 世界の臨床医の証言」を読む

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