(3)災害医療は時間との勝負…「ドクターヘリ」が欠かせない

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 小倉教授によると、重症外傷の場合、1分治療が遅れるだけで、生存率が1%低下するとされているそうです。

「30分到着が遅れると救命率が80~50%低下するという統計もあります。ドクターヘリは災害医療の要とも言えます。私は船医に憧れていたので病院船には注目していますが、重要なのはオペレーション。運営の仕方やシステムづくりにかかっています。現在の縦割り行政のままだと指揮系統が複数で効率的な運営はできません。行政による法律や指揮系統の整備をきちんと行うことが必要でしょう」

 長年、災害医療の現場に携わってきた小倉教授はこう提言します。

 令和6(2024)年に施行された「災害時等における船舶を活用した医療提供体制の整備の推進に関する法律」には、病院船を保有する基本方針が示されています。

 大災害のリスクが高まっている今、ドクターヘリ搭載の病院船保有と効率的な運営が期待されています。 =つづく

(医療ジャーナリスト・油井香代子)

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