(3)災害医療は時間との勝負…「ドクターヘリ」が欠かせない

公開日: 更新日:

 一般のフェリーを病院船として使うわけですから、専用の病院船に比べ、どうしても不備が出ます。

 中でも大きいのが救援活動に必要なヘリコプター(以下ヘリ)の搭載がないことです。ヘリ搭載の船は災害医療には欠かせないもので、東日本大震災の時には、海上自衛隊の護衛艦のヘリが負傷者を船まで搬送し、艦内で治療を行っています。また、海上保安庁のPLH(ヘリコプター搭載型大型巡視船)も医療支援に活躍しました。 

 特に、能登半島地震で道路が寸断され孤立した地域では、ヘリによる搬送が不可欠でした。DMATによるドクターヘリも飛び、多くの人命を救うことになったのです。

「もし、病院船でドクターヘリが運航されるなら、被災地に直接医師が飛ぶことができます。災害医療は時間との勝負です。ヘリで負傷者を搬送してから治療するより、はるかに時間の短縮ができ、より多くの人を救えるはずです」

 こう話すのは早くからドクターヘリ導入に尽力してきた小倉真治・朝日大学保健医療学部救急救命学科教授です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相「嘘つき政治家人生」のルーツを発掘! 34年前に自ら堂々と「経歴詐称」を認めていた

  2. 2

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  3. 3

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  4. 4

    萩本欽一(10)自宅に税務署、友達もいない 萩本少年を救ったのがチャップリンだった

  5. 5

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  1. 6

    炎鵬の宮城野部屋再興は道険し…親方資格取得も立ちはだかる“2つの壁”

  2. 7

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題からにじむ上下関係の悪しき伝統と「吉本の闇」…鬼越トマホーク良ちゃんも参戦

  3. 8

    「ダルの真似なんかしてんじゃねえよ」 田中将大にこうハッパをかけた真意

  4. 9

    根尾昂や石川昂弥をトレードで放出しない“中日ならでは”の理由

  5. 10

    【スクープ第3弾!】衆院選での違法な「有料広告動画」疑惑 宮城自民5陣営“総汚染”で組織ぐるみが浮き彫り