高血圧新治療「腎デナベーション」まもなく開始…3剤以上の薬で効果が見られない人が対象
「いわゆる見せかけ上の治療抵抗性高血圧は、全高血圧治療中の患者さんの14~16%存在し、腎デナベーションの適応となる真の治療抵抗性高血圧は5%弱と言われています。日本高血圧学会理事長の苅尾七臣先生らが、治療抵抗性高血圧のリスクを示した調査結果を発表しています」
ひとつは、24時間自由行動下血圧測定を用いて治療抵抗性高血圧患者を正確に絞り込み、心血管病との関連を検討したもの。非治療抵抗性高血圧と比べ、心血管病のリスクが有意に高く、特に心不全リスクの上昇が顕著だった。
もうひとつは全国の外来高血圧患者4278人に14日間の朝夕の家庭血圧測定を実施し、その後平均6.2年間追跡したもの。治療抵抗性高血圧患者は、利尿剤を含む薬3剤でコントロールできている患者と比べて、心血管イベントの発生数が約3倍高かった。
腎デナベーション治療は、治療抵抗性高血圧の最大の原因である「腎交感神経活性化」を断ち切るため、腎交感神経を焼灼する。
「太ももの動脈からカテーテルという細い管を入れて腎動脈内からラジオ波もしくは超音波を照射し、腎交感神経を焼灼します。すべての治療抵抗性高血圧患者に効くわけではありません。早朝高血圧、夜間高血圧、心拍数が高めといった患者さんに比較的よく効くと見られています」


















