高血圧新治療「腎デナベーション」まもなく開始…3剤以上の薬で効果が見られない人が対象
■臨床試験では1回の治療で効果が10年持続
腎デナベーション治療を受けるには、複数の条件をクリアしなくてはならない。大前提となるのが、診察室血圧が140/90㎜Hg以上、かつ24時間自由行動下血圧測定値もしくは家庭血圧測定値のいずれかが基準値以上である治療抵抗性高血圧であること。
「対象者であっても、すぐに腎デナベーション治療とはなりません。高血圧専門医や循環器専門医などで構成される多職種チームがチェックリストを用いてスクリーニングを行い適応を検討します。治療抵抗性高血圧には他の病気が関係している二次性高血圧もあり、この除外が重要です」
腎デナベーション治療は、狭心症などの通常のカテーテル治療と同様の準備を経て行われる。治療時は鎮静剤、鎮痛剤などが使用され、手技自体は1~2時間程度。短期入院が一般的だ。
「数週間から数カ月かけ徐々に血圧が安定していきます。臨床試験のデータでは、腎デナベーション治療の効果持続期間は10年までの報告がある。術後は長期的なフォローアップが義務付けられています」
治療を行える医療機関も、施設基準をクリアしたところに限られる。現在、施設認定が行われている最中だ。実際に臨床現場で行われるようになるまでもう少し。腎デナベーション治療に興味があるなら、まずはかかりつけ医に相談し、該当病院を紹介してもらう流れがスムーズだ。


















