夜、眠れない状態に…山田美保子さん変形性股関節症との苦闘を語る

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歩けるようになって張り切り過ぎて2回転倒

 翌日からリハビリが始まりました。でも私は大の運動嫌いなのです。高校3年生で車の免許を取って以来、「運転席の女」という異名が付くほど歩かない人間でした。まして痛みが出始めてからはタクシーばかり。でも私の周りの経験者から「手術してよかったと言う人は、リハビリを頑張った人だよ」と聞いたので、気合を入れてリハビリに励みました。

 10日で退院する気満々でしたが、秋の連休中はリハビリ室がお休みだった分、計画が狂い、結局、予定通りの2週間で退院となりました。

 退院後も週に1回リハビリに通っています。運動に無縁だった私が自宅でストレッチをしたり、バランスボールで体幹を鍛えたりしています。かつて通販で買ってしまって山積みの健康器具を引っ張り出したりして(笑)。仕事に行くにも、行きはタクシーですが、帰りは電車。これでも私には“奇跡”です。

 ただ、歩けるようになって張り切りすぎて、すでに2回転倒しました。1度目は家の中だったのですが、2度目は出版社の自動ドアでした。ドアが開き切らないうちに突っ込んで、持っていたお菓子の紙袋が引っかかり、バランスが崩れて派手に転びました。すぐに立ち上がれなかったこともあり、あやうく救急車騒ぎになるところでした。

 退院のときに「転倒=脱臼の危険がある」と聞いていました。看護師さんには「転倒したら迷わず救急車を呼んでください」とも。でも、2回とも股関節は無事で今に至っています。

 術後初めてテレビの収録でひな壇に2時間座ったとき、「楽しかった」と感じました。と同時に、それまでは長時間座っていることがつらくて番組に集中できてなかったと気づきました。今は長い映画もお芝居も楽しめるようになって夢のようです。

(聞き手=松永詠美子)

▽山田美保子(やまだ・みほこ) 1957年、東京都出身。大学卒業後、TBSラジオの情報番組でキャスタードライバーを担当した後、85年にフリーキャスターとしてラジオで活動。88年から放送作家、コラムニストとして知名度が上がり、コメンテーターとしてテレビ、ラジオに出演。「サンデー毎日」「女性セブン」「日経MJ」「デイリースポーツ」など、週刊誌等の連載も数多い。

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