(2)精索静脈瘤の「検査」「手術」の実際…手術前に確認したい3項目
「精索静脈瘤は重症度=グレードで評価し、その症状や検査結果を総合して手術の判断をします。見た目ではわからないが触ると瘤がわかるグレードⅡや、見ただけで瘤がわかるグレードⅢが対象で、成人の場合は精液検査異常や精巣の痛みや萎縮、違和感などがあった場合、10代では精巣の左右差が20%以上あったり痛みがあると手術が検討されます」
手術法は複数あり、今は「顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術」が最も推奨される手術という。局所麻酔または全身麻酔をかけて足の付け根あたりを2~3センチ切開する。手術用顕微鏡で血管を拡大したうえで、静脈・動脈・リンパ管を見分け、異常な逆流をしている静脈のみを一本一本縛る。精巣の温度と血流循環を改善するためだ。
「手術で大事なのは正常な動脈、リンパ管を温存することです。それができないと、精巣萎縮や造精機能低下が起きたり、陰嚢水腫といって袋に水がたまって腫れて、体がだるく重くなったりします。ひどい場合は再手術が必要となります」
手術時間は片側のみで1時間から1.5時間、両側なら1~2時間程度だという。


















