(3)不妊原因の48%は男性…20代女性の1回性交妊娠率は25~30%

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 にもかかわらず、男性不妊の存在を知る人は多くない。2021年に全国の24~59歳の男女1055人を対象にした「男性不妊の意識調査」では、「不妊の原因の半分は男性にあることを知っているか?」との問いに44%は「知らない」と回答している。

 男性不妊の存在は1992年に世界保健機関(WHO)が引用した研究論文「フランスの3つの地域における不妊の発生率と主な原因」のなかで明らかになっている。いまでは男性に不妊原因がある割合は48%(うち男性のみ24%、夫婦両方24%)とのWHO調べのデータが一般的に使われている。

 なぜ男性不妊の認知度は低いのか? 東邦大学医学部名誉教授で「銀座リプロ外科」(東京・銀座2丁目)院長の永尾光一医師が言う。

「歴史的に妊娠出産が女性の役割とされてきたため、不妊も女性の問題とされてきたからです。男性不妊は男としての能力と結びつけられやすい。そのため、男性のプライドが邪魔して話題にするのがはばかられる風潮も影響しています。不妊治療の窓口が産婦人科であることもハードルを上げる一因でしょう。一般マスコミの関心が低く、世間に伝わりにくいことも原因だと思います」

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