血液検査1回でがんがわかる「リキッドバイオプシー」は期待できるのか

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「14万人対象の英国のランダム化比較試験が先日発表されましたが、残念ながら、がんの早期発見という明確な効果は証明できませんでした。ただ、この試験は過去3年間でがんの既往歴がない50歳以上を対象にしており、範囲が広すぎたという指摘もあります。今後はハイリスク集団に絞るなどして研究が続行されるでしょう」

 なお、ネット上には「リキッドバイオプシーでがんを早期発見」などとうたう自由診療クリニックが見られる。しかし前述の通り、臨床試験は現在進行中。検査結果をどう扱うかなどを考えず受けると、場合によっては不安が高まるだけになる。慎重に検討を。

■最も進んでいる用途は「遺伝子検査」

 実は、リキッドバイオプシーで最も進んでいる用途は「遺伝子検査」だ。がんの遺伝子変異を調べ治療計画を立てる際などに使われる。進行・再発がんで標準治療を終えた場合など条件に該当すれば保険適用で受けられる。

「組織生検(針や内視鏡でがんの組織を採取する従来の検査)と比べて、リキッドバイオプシーの利点は主に4つ。『採血なので簡便』『繰り返し採取できリアルタイムの情報が得られる』『組織と違い血液はどの部位でも情報が均一』『組織生検の約3分の1の早さで遺伝子解析の結果が出る』です」

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