血液検査1回でがんがわかる「リキッドバイオプシー」は期待できるのか

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 ただし、「見逃し」と「誤検出」という2つの課題がある。がんの種類によってはがんがある人を正しく陽性と判定できる確率が低く、また加齢による遺伝子変異を「がん由来」と誤判定してしまうケースもある。組織生検とリキッドバイオプシーの選択肢がある場合、第一選択肢は組織生検で、それで難しい場合にリキッドバイオプシーが選択される。

 一方、乳がんでは、リキッドバイオプシーの利点が治療決定に生かされている。

「乳がんでホルモン療法を長年受けているとホルモン療法の効果を弱める遺伝子変異が起こり薬が効きにくくなりますが、組織生検は頻回に行えません。リキッドバイオプシーなら患者さんの負担が少なく検査することができ、この遺伝子変異が検出されていれば別の薬へ切り替える治療戦略が期待されています」

 手術後の再発予測も、期待が高まる用途だ。術後1カ月でリキッドバイオプシーを行い、血液中に「手術で取りきれなかった微量のがん細胞(術後残存病変=MRD)」がなければ再発リスクは低く、認められれば再発リスクが高いと考えられる。

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