「蕁麻疹」のかゆみは抑えられる…薬の使い方がポイント
慢性特発性蕁麻疹の治療は、段階を踏んで行われる。
「ステップ1として、眠くなりにくい第2世代抗ヒスタミン薬の飲み薬を使います。塗り薬は蕁麻疹には効きません。飲み薬の通常量で十分にかゆみを抑制できない場合は、ほかの抗ヒスタミン薬への変更、あるいは2倍への増量、あるいは2剤併用のいずれかで様子を見ます」
使い方のポイントは「症状が出ていなくても使う」。毎日服用し、症状が現れない状態を維持する。そうやってもかゆみを抑制できなければ、ステップ2だ。
「2017年と24年に承認された分子標的薬という種類の薬を、ステップ1の治療にプラスします。具体的には『オマリズマブ(一般名)』『デュピルマブ(同)』です。前者はヒスタミンの放出を抑え、後者はかゆみや炎症を引き起こす物質の働きをブロックする作用があります」
分子標的薬は皮下注射薬で、4週間または2週間に1回の投与になる(薬によって間隔が違う)。それでもかゆみを抑えられない時は、ステップ3としてシクロスポリンという薬の追加が検討されるが、日本での健康保険適用は未承認である。


















