認知症患者を支える鍵は家族との情報共有…一緒に生活環境を考えていく
診察には、近所に住む娘さんとケアマネジャーにも同席していただいています。
「最近、おしっこを漏らす回数が増えたんです。この前、内科の先生に泌尿器の薬を増やしてもらいました」(娘)
「私は漏らさないよ」(患者)
「漏らしてるじゃない」(娘)
認知症の患者さんの日常生活動作(ADL)を正確に把握するには、ご家族との情報共有が欠かせません。
「一人暮らしも少し難しくなってきている印象がありますね」(私)
「この前も鍋を焦がしてしまって。物忘れも進んでいる感じです。夜に電話して『どこへ行っていたの?』と聞くと、『どこだったっけ』。出かけた先も思い出せなくなっているんです」(娘)
「お一人で料理をするのは危険かもしれません。物忘れは今後さらに進行していく可能性がありますから」(私)
「ガスではなくIHなどの電気調理器にすることも考えています。ただ、ご本人が使いこなせるかという問題もあります」(ケアマネジャー)


















