【糖尿病】気温上昇が招く命に関わる2つの危険

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 次に、血糖コントロールが悪いと、合併症として神経障害が生じ、汗をうまくかけなくなる。さらに、神経障害は体の感覚の鈍さも招く。暑さや喉の渇きを感じにくくなり、水分摂取が遅れてしまう。よく「高齢者は熱中症に要注意」と言われるが、糖尿病患者の場合は年齢に関係なく、熱中症対策に努める必要がある。冒頭の研究結果も、まさにそれを示唆している。

■間違った水分補給で病状悪化

 熱中症対策でカギとなるのが、水分の取り方だ。

「『しっかり水分摂取を』と毎夏、注意喚起しているのですが、糖を含んだものを日常的に摂取する人が多い。一般的なスポーツドリンク500ミリリットルには、角砂糖に換算して約5~10個分の糖分が含まれています。春先まで血糖コントロールが良好だったのに、夏に一気に基準値を超える人に話を聞くと、『熱中症対策としてスポーツドリンクをしょっちゅう飲んでいた』という言葉が返ってくることもあります」

「食欲がなくて、食事代わりにスポーツドリンクやジュース」という人もいる。食事ができていない時にこれらを飲むと、液体は胃にたまる時間が非常に短いので、素早く吸収され血糖値が急上昇。それを抑えるためにインスリンが大量に出て、今度は血糖値が急降下する。血糖値の乱高下の繰り返しは動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める。

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