(4)「呼吸困難」で運ばれる心臓病は緊急性が高い

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 ただ、心臓病が進行して肺水腫になってしまうと、余命は約1年といわれる。それでも「近年、僧帽弁閉鎖不全症に対する手術がブレークスルーしており、この手術が成功するとほぼ完治できるとされています」(唐津院長)。

 手術可能な施設が限られていたり、手術費用が高額だったりという問題はあるものの、余命1年の病気が治る可能性があるというのは、飼い主には大きな希望となる。

 一方、猫の心臓病の代表格は、肥大型心筋症(HCM)。心臓の筋肉が異常に厚くなり、血液を十分に送り出せなくなる病気だ。 

「心筋が肥大すると、心臓の中のスペースが狭くなり、血液がうまく循環しません。その結果、肺水腫になったり、胸の中に水がたまったり、血栓ができて後ろ足が突然動かなくなる血栓塞栓症を引き起こします。これにより『呼吸困難』と『痛み』という生き物が感じる最もつらい苦しみを同時に受けることになる、つらい病気です」(唐津院長)

 呼吸困難の猫の多くは、すでに肺に水がたまり、胸を大きく動かして必死に呼吸している。これに血栓塞栓症を併発すると、とても痛そうに叫んで運ばれてくるという。

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