(4)「呼吸困難」で運ばれる心臓病は緊急性が高い
治療は主に薬物療法が中心だ。利尿剤で肺の水を抜き、必要に応じて酸素室で呼吸を補助する。痛みが強い場合には鎮痛剤、抗血栓薬も投与する。
「呼吸困難で運ばれてくる猫は、すぐに治療を始めないと命に関わります。数分の遅れが生死を分けることもあります。先に来ている猫や犬に申し訳ないと思いつつも、順番を飛ばして優先的に治療を開始します」(唐津院長)
猫の心臓病の多くは遺伝性だ。メインクーン、ラグドール、スコティッシュフォールドなどは発症リスクが高いとされる。
「雑種は丈夫」などと言われることもあるが、日本の雑種猫にはその遺伝子を持っている猫がいるという。
「この病気は残念ながら、根本的な治療方法がなく、余命は3カ月~半年ほどとされています。しかし、呼吸困難と痛みという苦痛を取り除いてあげることで穏やかに暮らすことができる可能性はあります。少しでも長く平穏な時間を過ごしてもらうためにも、発症したら早期に治療を開始することが肝心です」(唐津院長) =おわり



















