【胆嚢炎】食後30分から2時間後の“みぞおち”の痛みが続いたら要注意
2つ目は「食事内容の変化」です。夏は冷たい飲み物や脂っこい食事をとる機会が増えます。高脂肪食は胆嚢を強く収縮させ、胆石が胆嚢管に詰まるリスクを高めます。また、夏バテによる食欲不振や不規則な食事も胆汁の停滞を招きます。
3つ目は「体温調節と血流の変化」です。高温環境では体表面の血流が増加する一方、内臓への血流は相対的に減少します。胆嚢壁の血流が低下すると、細菌感染に対する抵抗力が弱まり、炎症が起こりやすくなる可能性があります。
とくに夏場は胆嚢炎に対してしっかり対策を講じましょう。十分な水分補給、脂っこい食事の控えめな摂取、規則正しい食生活が大切になります。
また、早期に対応できるように痛む場所を把握しておくことも重要です。胆嚢炎で痛むことが最も多いのは、右上腹部(みぞおちの右側)です。ここは右季肋部と呼ばれ、胆嚢がある場所です。特徴的なのは、深呼吸をしたり、右上腹部を押すと痛みが増強することで、「マーフィー徴候」といわれています。
注意すべきは、胆嚢炎の痛みは、心窩部=みぞおちが痛いと感じるケースがあることです。胆嚢炎の人が「胃が痛い」と来院するのはそのためです。ですから、胃が痛いと感じる人も腹部エコー(超音波検査)を行ってもらうことが重要です。超音波で見ると、胆嚢炎であれば、胆嚢がパンパンに腫れて胆嚢の壁が厚くなっていることがすぐに分かります。


















