(1)17年間自宅…昼夜逆転し、テレビゲームに没頭していた44歳男性
2023年、内閣府は15~64歳の生産年齢人口のひきこもりが推計146万人(「こども・若者の意識と生活に関する調査」2022年度)に上ることを公表、生産年齢人口の50人に1人がひきこもり状態ということになります。
冒頭のAさんは30代でひきこもりを抜け出すことができましたが、中高年になってもひきこもっている人が少なくないことが分かります。
「私の場合は、幸運にも親身になって寄り添ってくれたカウンセラーとの出会いがあって社会に出ることができました。もし、この出会いがなければ、今もひきこもっていたかもしれません」
Aさんをひきこもりから救い出したのは、医療心理士の小野幸子・さち臨床心理研究所所長でした。
そのきっかけとなったのが心療内科の受診でした。Aさんはひきこもり生活を続けているうちに、うつ状態となり、外に出ると動悸がして緊張感や不安感、めまいに襲われるようになったそうです。やっとの思いで心療内科を受診したところ、パニック障害とうつ病と診断されました。


















