「塗り薬が効かない」人に…アトピー性皮膚炎の新たな治療薬
20年には、かゆみや炎症の信号を細胞に伝える酵素を抑制するJAK阻害薬が初めて登場した。以降、同じ仕組みを持つ注射薬、内服薬、塗り薬が続々と発売されている。
「26年8月時点で、注射の生物学的製剤が4種類、飲み薬のJAK阻害薬が3種類、塗り薬のJAK阻害薬が1種類あります。さらに22年には、細胞内の“炎症ブレーキ物質”を増やすPDE4阻害薬(塗り薬)も登場し、治療選択肢が一層増えました」
注射の生物学的製剤4種類と飲み薬のJAK阻害薬3種類を使った治療は「全身療法」と呼ばれ、皮膚の表面だけでなく体の内側から炎症を鎮め、乾燥・炎症・かゆみの悪循環を断ち切る。
新薬には、使用できる対象が定められている。
「基本の治療は、あくまでステロイドの塗り薬と保湿剤です。半年以上、重症度に見合った強さのステロイド外用薬を正しく使い続けても十分な効果が得られない、中等症から重症の方が新薬の対象になります」
■値段の高さがネックだが対抗策あり


















