(3)「一生飲み続けなさい」…薬をずっと飲んでも病気は治らない
では、飲み忘れたからといって、すぐに命に関わるかというと、それもNOです。薬をやめれば数値が戻るだけ。ですが、将来の重大疾患の予防のために薬を飲み続けなければいけない、と医師は言うのです(ただし、重い糖尿病の方は血糖値のコントロールに重要な意味があるので、医師の指示に従ってください)。
本来の医師の仕事は治すこと。治せる疾患は治したいと思って診察しています。鼻水や咳が出るなら、なぜ出ているのか、なぜ止まらないのか、原因を突き止めて、薬がなくても大丈夫にしてあげる。それが治療です。ですから、まずは本来の治療を目指しますが、なかなかうまくいかなければ合格点を少し下げて、コントロール狙いの治療にシフトしていきますし、治らない病気や慢性疾患はコントロール狙いの治療をします。
高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、骨粗しょう症などの薬は、コントロール狙いの治療薬です。将来の脳梗塞や心筋梗塞の予防のために飲んでいるのですから、飲み忘れたからといって焦ることなく、不安になることなく、緩く薬と付き合ってほしいと思います。
ただし、飲み忘れてはいけない肝心な薬もあるので、自分がどんな薬を飲んでいるのか、医師に確認して把握し、しっかり飲んでくださいね。


















