経済効果はバレンタイン超え 2015年「ハロウィン」最新動向
街中でカボチャのお化けや魔女ハットを目にする機会が増えてきた。10月31日の本番に向け、ハロウィーン商戦が活発化してきている。金曜日だった昨年は、業態の垣根を越えて飲食店はこぞってイベントを開催。夜の六本木では仮装していない人が少ないほどの熱気だった。
経済評論家の平野和之氏はこう言う。
「昨年のハロウィーンの経済効果は1100億円に上り、バレンタインデーの1080億円、ホワイトデーの730億円を抜き去りました。すでに、6740億円のクリスマスに次ぐビッグイベントです。そもそもは、9月から11月にかけてのイベント端境期に消費を刺激する起爆剤を、という流通業界の仕掛けによるものでしたが、3.11を契機に強まったつながりを重視する風潮が後押しになった。子供、両親、祖父母の3世代が一緒に楽しめるし、家族もシングルも男性も女性も盛り上がれる。消費のボリュームゾーンの広さがハロウィーンの強みです」
■昨年、社内イベントを行った企業は?
社内行事としてパーティーを開き、注目を集めた企業もある。今年もパーッとやるんだろうか。ソーシャルゲーム開発のKLab(2000年創業=東証1部上場)は12年にイベントを始めた。