お手柄警察犬クレバ号復帰し即成果 猛特訓の成果とご褒美
わずか45分の「スピード発見」だった。
現場に復帰したばかりの兵庫県警の警察犬「クレバ号」が7日、早速お手柄を上げた。クレバ号は昨年10月、兵庫県福崎町で捜索中に失踪。今月4日から逃走防止のため、首輪にGPSを付けて現場に戻っていた。
7日午後、県警葺合署に神戸市中央区の81歳の女性が行方不明になったと通報があり、署の要請で警察犬2頭と指導員2人が派遣された。午後4時35分、クレバ号は女性の枕から匂いを嗅ぎ、捜索を開始。鼻を地面に押し付け、クンクンと匂いを嗅ぎ、女性宅からJR灘駅、阪神岩屋駅へと南下した。交差点を西へ向かい、600メートルほど進んだところで突然、クレバ号が鼻を上げ、1点を見つめた。指導員が視線の方向約20メートル先に目をやると、元気に歩く女性の姿があった。発見時間は午後5時20分。捜索開始から45分後のこと。捜索距離は約2キロだった。