たった50円で?岸田政権が最低賃金引き上げに「好循環」とドヤ顔も現実ガン無視に庶民激怒

公開日: 更新日:

《国民の声を本当に聞いていないな》《ここ最近は視察ばかりしているが、何を見ているのか》ーー。ネット上では批判の声が目立つ。2024年度の最低賃金(時給・全国加重平均額)の引き上げ額の目安が過去最大の「50円」と決まったことについて、岸田政権が物価と賃金の好循環につながると受け止めている、などと報じられたためだ。

 岸田文雄首相(66)は25日、記者団に対し、連合(日本労働組合総連合会)の集計で春闘の平均賃上げ率が5.1%だったことに触れつつ、「最低賃金の力強い引き上げを歓迎したい」「労務費の(価格)転嫁、生産性向上のための自動化・省力化投資を支援していく」と強調した。

 「令和の所得倍増」を掲げる岸田政権が発足したのは2021年10月。当時の最低賃金は930円だった。その後、23年度に初めて1000円を超える1004円となり、今年度は1054円になる見通し。「物価高を上回る賃上げ」を目指す岸田首相にとっては政権発足から124円の時給引き上げは“成果”と映っているのだろう。

自民党国会議員はウン千万円の裏金をため込み、サウナにスーツ…

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー