王子で創業50年の老舗「宝泉」で勝負も…濃い生ホッピーにあえなくKO

公開日: 更新日:

生ホッピーがうまい!

 昭和49年創業の宝泉は地元の人や働く人たちから愛されて50年になる家族経営の店。アタシが右のカウンターの角に陣取ると、「ここは複数のお客さん用なの。ごめんなさいね」。カウンター内の女将さんに促されてコの字の一辺に移動。すると女性を交えた会社員風が3人入ってきて、勝手知ったる様子で角席に。テーブル席がないため角の席で斜め90度に向き合うわけね。なるほど。

 アタシは名物生ホッピー(580円)とちくわ天(330円)を注文。ちくわ天が実に大衆酒場っぽくていい。で、この生ホッピーがうまい。瓶ホッピーに比べマイルドだからスイスイいける。あっという間に飲み干し、お代わり! ついでにウインナー炒め(330円)。見渡せば40人ほど入る店内はほぼ満席だ。

「やっぱり、常連さんと近所の会社の方が多いですね」

 2代目が優しく話してくれた。上機嫌のアタシはホッピー3杯目に突入。隣で食べているポテサラ(330円)が気になり追加。ソースをドバッとかけて昭和食いだ。

 待てよ、調子に乗って飲んでいたら気持ちよくなってきたぞ。「うちの生ホッピーは濃いから気を付けてくださいね」って、テンチョ~、先に言ってよ~。リターンマッチも軽くKOされたアタシでした。(藤井優)

○宝泉 北区王子1-19-10

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束