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鈴木宣弘東京大学教授

1958年、三重県生まれ。82年東大農学部卒。農水省、九州大学教授を経て、06年から東大教授。専門は農業経済学。「食の戦争」(文芸春秋)、「悪夢の食卓」(角川書店)など著書多数。

(8)地域のうねりが国の政策も突き動かす…絶望を希望に変える好循環の輪は広がっている

公開日: 更新日:
子どもたちの未来を守る(苗を植える児童たち)/(C)共同通信社

 疲弊する稲作農家を支援して増産しなければ、「令和のコメ騒動」は解決できないのに、政策の方向性はどこを向いているのか。昨年11月29日に財政当局の農業予算に対する考え方が示されたが、それは次のように解釈できる。

 まず、農業振興こそが求められているときに逆に農業予算が多すぎ… 

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