著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

投資の世界のヒエラルキー「触らぬマドンナに祟りなし」

公開日: 更新日:

 悲惨なのは降りそびれた人たち。急落する株価を横目に見ながら、怨嗟の念が市場に渦巻く。「アイツ乗っていねぇじゃねぇか、クソッ、ヤラれた!」と。

 現代の株式市場の醜悪な実態と、かつての青春時代をリンクさせるシニアの投資家たち。憧れのマドンナに裏切られたことで、「絶望」の2文字が脳裏をよぎる。

「株式投資はそんなに甘くない」と。

 個人投資家の多くはこのような「カリスマ」に対して、絶大なる信頼を持っている。しかし、カリスマたちは、このような投資家のことを「こやし」にしか思っていない。うまく「利用」しているだけなのだ。

 一般に彼らは「イナゴたち」を「食い物」にしている。投資の世界ではそういったヒエラルキー(階級)が存在しており、一般の投資家が決して手を出してはいけない領域なのだ。

 だから憧れのマドンナを見つけても、決して追いかけてはいけない。

「ストーカー」呼ばわりされるだけでなく、警察に突き出されて最後はムショ送りだ。「冷や飯」を食わされるのは必至であろう。

「触らぬマドンナに祟りなし」

 そう覚えておこう。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    【速報】髙橋光成がメジャー挑戦へ!ついに西武がゴーサイン、29日オリ戦に米スカウトずらり

  3. 3

    桑田佳祐も呆れた行状を知っていた? 思い出されるトラブルメーカーぶりと“長渕ソング騒動”

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    大接戦パV争いで日本ハムがソフトBに勝つ根拠…カギを握るのはCS進出に必死の楽天とオリ

  1. 6

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  2. 7

    長渕剛に醜聞ハラスメント疑惑ラッシュのウラ…化けの皮が剥がれた“ハダカの王様”の断末魔

  3. 8

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ