投資の世界のヒエラルキー「触らぬマドンナに祟りなし」
悲惨なのは降りそびれた人たち。急落する株価を横目に見ながら、怨嗟の念が市場に渦巻く。「アイツ乗っていねぇじゃねぇか、クソッ、ヤラれた!」と。
現代の株式市場の醜悪な実態と、かつての青春時代をリンクさせるシニアの投資家たち。憧れのマドンナに裏切られたことで、「絶望」の2文字が脳裏をよぎる。
「株式投資はそんなに甘くない」と。
個人投資家の多くはこのような「カリスマ」に対して、絶大なる信頼を持っている。しかし、カリスマたちは、このような投資家のことを「こやし」にしか思っていない。うまく「利用」しているだけなのだ。
一般に彼らは「イナゴたち」を「食い物」にしている。投資の世界ではそういったヒエラルキー(階級)が存在しており、一般の投資家が決して手を出してはいけない領域なのだ。
だから憧れのマドンナを見つけても、決して追いかけてはいけない。
「ストーカー」呼ばわりされるだけでなく、警察に突き出されて最後はムショ送りだ。「冷や飯」を食わされるのは必至であろう。
「触らぬマドンナに祟りなし」
そう覚えておこう。