能登半島地震被災者「医療費免除」6月末終了の非情…復興遠く、物価高と高齢化のWパンチに悲痛な叫び続々

公開日: 更新日:

■「国に見捨てられたら、もう終わり」

 自由記述欄には他にも、最近の物価高に苦しむ声が多かったという。

 奥能登地域は高齢化率が50%を超えており、保険医協会は、収入を年金のみに頼る被災者が多いことの影響を指摘。実際に「生活費が苦しいのに物価(特にコメ)が高くて困る」「基礎年金で通院は無理」との回答があった。

 発災から1年5カ月が経っても、被災地の傷は癒えていない。

「多くの被災者が、ふつうの生活さえままならない状況です。場所によっては道路の修復も十分でないし、家を建てたり修繕する作業も、業者が人手不足で思うように進まない。復興というより、まだまだ復旧を進めている感じです」(現地で活動する支援団体の職員)

 アンケート調査では「お金も家もなくなってしまったいま、国に見捨てられたら、もう終わりです」との回答も。切実な訴えに、国はどう答えるのか。

  ◇  ◇  ◇

 復興が思うように進まぬ中、被災地の人々は大阪万博の開幕に何を思うのか。●関連記事【もっと読む】『大阪万博の陰で住宅再建もままならず…能登半島地震の被災地からは怨嗟の声』は必読だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  2. 2

    横浜流星「BL作品興味なし」発言に滲むプロ意識 「べらぼう」後初の民放連ドラ主演で注目

  3. 3

    “DAIGOの妻”となった北川景子が「家売るオンナ」で本格復帰

  4. 4

    広島新井監督はクビ濃厚…火中の栗を拾う次期監督「本命」「対抗」「大穴」4人の名前

  5. 5

    やはり浮上した高市首相「9月退陣」シナリオ…支持率急落も反転攻勢のネタなく、不安材料ばかり目白押し

  1. 6

    小園はセーフ? 広島「矢野だけ抹消」にファン激怒! “ゾンビたばこ”騒動で不可解な線引き

  2. 7

    『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』旧ソ連や黒人解放がインスピレーションを与えた時代

  3. 8

    佐々木朗希は今季先発見納めへ…スネル&グラスノー復帰でリリーフ転向が濃厚か

  4. 9

    永田町がザワつく自民党役員人事…裏金議員“筆頭格”の萩生田光一氏「幹事長昇格説」浮上の仰天

  5. 10

    橋本愛の“熊本お見舞いメッセージ”まで批判する声に違和感…思い出される杉良太郎「偽善でもいい」の信念