著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

自民党総裁選には老後資金の命運がかかっている

公開日: 更新日:

 そもそも「コメ担当大臣」になったのも、のちの総裁選で勝ちやすくするため。財務省の入れ知恵によって、“随意契約”という形で備蓄米を放出。あたかも「私がやらせました」と言わんばかりに、人気取りの小道具に使っている。

 そういえば、父の純一郎氏のときは郵政がバラバラに……。今度は息子の進次郎によって農政が“ボロボロ”にされてしまうのか──。

 果たして誰が次の首相になるのか。これが重要な分かれ目となる。

 シニアにとっても、虎の子の持ち株が上昇するのか、それとも「失われた30年」のように、増税・デフレ・不景気へと舞い戻ってしまうのか──この総裁選の結果に、貴重な老後資金の命運がかかっているといえよう。

 しかし、仮に総裁選を勝ち切っても、首相になれる保証はない。

 なぜならば、自公は衆院・参院ともに“少数与党”であり、仮に野党が結託して別の候補者を出してしまえば、その立場は逆転してしまうからだ。

 こればっかりはやってみないと分からない。もちろん、その確率は低いのだが……。

 あとはどの政党と協力するのかである。野党幹部との人間関係が試されており、まさに“総合力”が必要となっている。

 まあ、その前に公開討論などで進次郎が“ボロ”を出し、自滅するのは目に見えているのだが……。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方