自民党総裁選には老後資金の命運がかかっている
そもそも「コメ担当大臣」になったのも、のちの総裁選で勝ちやすくするため。財務省の入れ知恵によって、“随意契約”という形で備蓄米を放出。あたかも「私がやらせました」と言わんばかりに、人気取りの小道具に使っている。
そういえば、父の純一郎氏のときは郵政がバラバラに……。今度は息子の進次郎によって農政が“ボロボロ”にされてしまうのか──。
果たして誰が次の首相になるのか。これが重要な分かれ目となる。
シニアにとっても、虎の子の持ち株が上昇するのか、それとも「失われた30年」のように、増税・デフレ・不景気へと舞い戻ってしまうのか──この総裁選の結果に、貴重な老後資金の命運がかかっているといえよう。
しかし、仮に総裁選を勝ち切っても、首相になれる保証はない。
なぜならば、自公は衆院・参院ともに“少数与党”であり、仮に野党が結託して別の候補者を出してしまえば、その立場は逆転してしまうからだ。
こればっかりはやってみないと分からない。もちろん、その確率は低いのだが……。
あとはどの政党と協力するのかである。野党幹部との人間関係が試されており、まさに“総合力”が必要となっている。
まあ、その前に公開討論などで進次郎が“ボロ”を出し、自滅するのは目に見えているのだが……。