池波正太郎も好んだ横浜中華街「徳記」豚足麺のうまさに失神せんばかり
良いものは普遍的
そして残りの半身を煮汁ごと麺に投入。あっさりスープがコクのあるものに味変し、豚足と麺を一緒にすすり込むと、もうそれは……。そのうまさに失神せんばかりのアタシ。そのとき気を付けなければいけないのは、小石のような骨を誤飲しないこと。とくに高齢者はネ。え? そんなにがっつかないから大丈夫だって? ま、確かに。娘はすでに食べ終え「この煮汁めっちゃうまい。誰もいなかったら舐めるかも」。自分と同じことを考えている娘に思わず苦笑。舐めることをあきらめたのか、デザートの杏仁豆腐をペロリ。「こんなおいしい杏仁豆腐初めて」。そうだろそうだろ。
満腹の父娘は日本一面白い横浜橋通商店街を散策し、伊勢佐木長者町から野毛を抜けて桜木町までの猥雑な横浜を散歩。その道すがら娘がボソッと、「感動するドラマとか料理って時代に関係ないんだね」。「そう、良いものは普遍的なんだ」。ちょっと気取るパパでした。
そうそう大事なことをお伝えしなきゃ。このコラムをまとめた「還暦男の酒場案内」という本が1月31日に発売されました。飲み散歩のお供にぜひ。よろしくです! (藤井優)
○徳記 横浜市中区山下町166



















