サル山に着ぐるみ男侵入…「パンチ」効果で入場者急増の市川市動植物園が抱える悩みと訴え

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 パンチは昨年7月に生まれ、母ザルが育児放棄したため、飼育員が人工哺育を始めた。今年1月、母親代わりに「オランママ」と呼ばれるぬいぐるみを与えたところ、一緒に連れて歩くようになった。2月にはぬいぐるみを抱えたまま、群れに馴染もうとする姿がSNSにアップされ、瞬く間に世界中に拡散。再生回数は数百万回を超え、米CNNや英BBCでも紹介された。

 そんなパンチの姿をひと目見ようと、今年3月には前年の3倍以上となる約9万人が押しかけた。一方、来場者数の急増にともない、観覧マナーも問題になっていたという。

「観覧にあたっては最前列の方に10分で後列に交代してもらう10分ルールを設けました。かわいさのあまり、『パンチくーん』と大歓声を上げ、サルたちを驚かすケースもあります。観覧者同士で席の取り合いになることや、来場者に注意をした職員が罵声を浴びせられ、掴みかかられて警察沙汰になったこともありました」(動植物園課・安永崇課長)

■世界中から批判殺到

 今回の事件を受け、園側は19日からさらに対策を強化。サル山の周囲に設けた観覧エリアを約1メートル後方まで広げ、規制エリアに侵入防止ネットを張って常時パトロールを実施する。今後、サル山の撮影を全面禁止することも検討しているという。

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