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若月澪子

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

公開日: 更新日:

年金の繰り上げ受給をするのは、お金がない人

 エコノミストやFP(ファイナンシャル・プランナー)の意見を総合すると、「長生きリスクを回避するには、働けるうちは働き、受給開始はなるべく繰り下げるのが吉」という見解が多数のようである。

 その一方で、ヨボヨボの年寄りになってから年金を受け取るより、元気なうちに繰り上げろという意見もある。ただし年金だけでなく、税や社会保険なども考慮しなければならず、素人が簡単に判断できる仕組みになっていない。

 しかし60歳を過ぎて、働けない、仕事がない、貯蓄がない人は、繰り上げ受給せざるを得ない。「繰り上げか、繰り下げか」を検討できるのは、60歳を過ぎても健康や体力、経済力に恵まれている層だと言える。

実際に取材で知り合う人のうち、65歳になるのを待たずに繰り上げ受給しているのは、「お金がないから仕方なく」という後ろ向きな理由が多い。そして今60~64歳の人のうち、およそ1~2割が年金の繰り上げ受給を選択しているといわれる。

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