萌えキャラを使った町おこしはもう古い? ブームから約20年、今もファンが通う聖地で見つけた成功のヒント
■聖地急増で生まれた認知度の差を埋める関係者の熱量と企画力
こうファンが語るように、かつての「萌えおこし」の特徴は、地元の人たちが手作りで企画を考えていた例が多かった。鷲宮はその典型で、関係者とファンの距離が非常に近かった。運営にファンが参画し、アイディアを出すこともあったという。そういった手作り感を、当時のオタクは好んでいた印象だ。
現在はあちこちでアニメの聖地巡礼が盛り上がっているが、聖地が増え過ぎたため、認知度が高い例とそうでない例とで差が大きく開いている印象を受ける。また、かわいいだけのイラストなら、生成AIで誰でも出力できるようになってしまった。
現在、「萌えおこし」を行う場合は、企画の差別化が今まで以上に必要になっているのは間違いないだろう。「萌えおこし」を主導する関係者の熱量、企画力が成功に導くためのカギといえる。
(文=山内貴範)

















