福島・湯ノ花温泉 インパクトありすぎな共同浴場をめぐる
先日、福島で温泉巡りをしてきました。福島は昔ながらの混浴の共同浴場が、今もたくさん残っています。
今回ご紹介する湯ノ花温泉は、南会津町にある温泉。湯ノ岐川沿いに20軒余りの旅館が並んでいます。
共同浴場が4つあり、1カ所200円の入浴券を買えば誰でも入ることができます。入浴券を売っているのが地元の商店、っていうのがいいですよね。ついでに車も置かせてもらって、まずは駐車場から歩いて1~2分の「天神の湯」という共同浴場に行きました。浴室に行くと、湯船の縁にお湯の入った桶(おけ)がたくさん並んでいました。さらに風呂椅子が湯口を隠すように横に倒れています。
「こどもが遊んじゃったのかな?」と思ったのですが、足を数センチ入れたところで理由がわかりました。お湯がめちゃくちゃ熱い! たぶん風呂桶はかけ湯、もしくは上がり湯を冷ましておくためでしょう。風呂椅子はこれ以上熱くならないよう湯口からの源泉の一部を外に逃がすために違いありません。そう、こんなにお湯が熱いのに、天神の湯には水道がないんです。源泉100%はいいですけど……ねぇ(苦笑い)。