歴史的転換点に立つ大阪市の喫煙規制(3)コロナ禍より経営が厳しい飲食店に喫煙規制が追い打ち

公開日: 更新日:

 灰皿設置店にとってはいい迷惑である。そんな混乱が生じるのも、街なかの喫煙所数が少なすぎるからである。

 改めて「おおさか飲食組合」の関係者に話を聞いた。

「大阪の飲食店はいま、コロナの時に受けた融資の返済が始まったこともあり、当時よりもはるかに経営が厳しい状況に置かれ、休廃業に追いやられる店も出ています。そんな状況の中で路上喫煙全面禁止などの喫煙規制を進めるのであれば、それに見合う形での十分な数の喫煙所の整備が必要なのは言うまでもないこと。大阪市内には200以上の駅があるのに、新設喫煙所が120カ所というのでは少なすぎて話になりません。分煙施設の整備を市の責務とした以上、きちんと守っていただきたいですね」

 ミナミの心斎橋、道頓堀界隈はものすごい数のインバウンドであふれかえっている。万博が開催されれば、その数はさらに膨れ上がるだろう。そんなインバウンドの喫煙者にとっては、屋内は禁煙だが、屋外、路上は喫煙自由というのが“常識”となっている。大阪市は路上喫煙全面禁止だから、といったところで、身近なところに喫煙所が見当たらない中でどれだけの外国人が従うのだろうか。今から混乱は目に見えている。そんな外国人を相手に税金を投入して路上喫煙防止指導員が過料を徴収するのだろうか。まずは、喫煙所整備を最優先させるべきだろう。 (つづく)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 2

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 3

    ド軍指揮官が佐々木朗希に「計算できない投手は要らない」…正念場のカブス戦で怖い「魔の三回」

  4. 4

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  5. 5

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  1. 6

    (5)梶原一騎は「極真の若いやつらが襲ってきたらドタマかち割ってやる」と特殊警棒を振り回した

  2. 7

    「再始動」報道続々の中居正広氏がカムバックする日 「悪名は無名に勝る」と業界が虎視眈々のワケ

  3. 8

    山﨑賢人が「ジョン万」に起用 NHK大河出演後は“大きなリターン”が待っている

  4. 9

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  5. 10

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病