旭川女子高生殺害事件でも騒然…なぜ女性の事件はネットで盛り上がるのか? 見えてきた論調支配者の属性
だからこそ、メディアやSNSは「美人すぎる犯罪者」というカテゴリーを定期的に作り出す。「売春防止法違反容疑で逮捕された美女」「薬物性接待事件の“美人すぎる共犯者”」「有名タレント似の放火犯」といった見出しが次々と躍る背景には、事件を消費する男性たちの「この犯罪者は美人なのか、そうではないのか」という強烈な関心がある。
それは、77歳の「紀州のドン・ファン」を殺害した疑いで逮捕された55歳年下の元妻のケースでも同様だった。彼女の容姿や元AV女優という経歴、逮捕時のふてぶてしいとも評価されたカメラ目線は、格好のエンタメとしてネットで叩き潰された。その裁判では一審の和歌山地裁、二審の大阪高裁も元妻に無罪を言い渡したが、高裁判決を不服とした大阪高検は4月、最高裁に上告した。その判断によっては、ネット上が再燃しかねないだろう。
木島香苗や上田美由紀、筧千佐子のように、男性がロマンス詐欺の末に殺害された事件では、「なぜこの容姿の女に騙されたのか」「どんだけ魔性の女なんだ」という、被害者への嘲笑を含んだ野次馬根性がネットを支配した。
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