著者のコラム一覧
中川淳一郎編集者・PRプランナー

1973年生まれの編集者・PRプランナー。多数のウェブメディアの記事にかかわる。日刊ゲンダイ「週末オススメ本ミシュラン」担当。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『それってホントに「勝ち組」ですか?』など。

旭川女子高生殺害事件でも騒然…なぜ女性の事件はネットで盛り上がるのか? 見えてきた論調支配者の属性

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 このように女性による犯罪が爆発的な熱量で消費される傾向は、今に始まったことではない。過去を振り返っても、日本中を震撼させた以下の名前と事件を記憶している人は少なくないだろう。

・木島香苗(首都圏連続不審死事件)
・角田美代子(尼崎連続変死事件)
・上田美由紀(鳥取連続不審死事件)
・筧千佐子(関西連続青酸不審死事件)
・林眞澄(和歌山カレー事件)
・吉田純子(久留米看護師連続保険金殺人事件)

 なぜ、これほどまでに「女性の犯罪」は人々の関心を引くのだろうか。1つの要因は「希少性」だ。法務省が発行する「犯罪白書」によると、警察による検挙者の男女比は男性が約80%、女性が約20%。刑事裁判における被告人は男性が約88%、女性が約12%で、刑務所への入所者に至っては男性が約91%に対し、女性はわずか9%に過ぎない。つまり、女性による犯罪自体が圧倒的に少ないのだ。それゆえ、ひとたびセンセーショナルな重犯罪に手を染めた女性が現れると、メディアにとっても読者にとっても格好の「注目コンテンツ」となり、ネット上の話題を独占することになる。

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