著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

ダイハツ工業(下)不正が行き着く先は…軽自動車再編へスズキと統合か

公開日: 更新日:

 トヨタ自動車は2016年8月1日、ダイハツ工業を完全子会社にした。これを機に元会長の白水宏典技監がダイハツを去った。軽自動車でスズキに次いで万年2位のダイハツを一気にトップに引き上げた立役者が経営の第一線から退場した。

「トヨタの帝王」(豊田章男トヨタ自動車会長)が「ダイハツの天皇」(白水宏典氏)からダイハツの経営権を奪い返したと評判になった。

 白水氏は1940年8月、佐賀県鳥栖市生まれの83歳。63年、九州大学工学部造船科を卒業、トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)に入社。田原工場第2製造部長を経て、92年に取締役に昇格。常務、専務と昇進を重ね、2001年取締役副社長に就いた。

 03年、舌禍事件を起こす。「英国人労働者はフランス人に比べ働かない」と英紙フィナンシャル・タイムズに語ったのだ。

 日本の新聞も大きく報じた。記事によると白水副社長は、〈「英国の工場は仏などに比べると20%も生産性が低い」と指摘。「タイ人が仕事へ適合しようと努力するのに対して、英国人は仕事をえり好みし、直ぐに職を変える傾向がある」〉などと発言していた。〈トヨタは「報道された生産性に関する発言は当社の公式見解とは異なるもので大変遺憾」〉とおわびのコメントを発表する騒ぎとなった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網