著者のコラム一覧
小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

半導体メモリー大手キオクシアには「前門の虎、後門の狼」に…上場後に待ち受ける“2つの難題”

公開日: 更新日:

 もともとキオクシアは、東芝の半導体事業の会社だったが、米原発子会社ウェスチングハウスの破綻で追い詰められた東芝が、虎の子の半導体事業を「東芝メモリ」として分離独立させたのは17年4月。その後、18年6月に米投資ファンドのベインキャピタルが主導するコンソーシアム(企業連合)に総額2兆円で売却され、19年10月にキオクシアホールディングスに社名を変更した。

 このコンソーシアムには韓国の半導体大手・SKハイニックスも参加しており、キオクシアの株式を間接的に保有している。

「SKハイニックスは、春先から生成AI向けに需要が急増している次世代半導体メモリーを日本で生産する協業をキオクシアに働きかけており、上場を急がせた」(市場関係者)とみられている。

■3番目の株主に浮上

 SKハイニックスはベインキャピタルの特別目的会社を通じて新株予約権付き社債を保有しており、上場後に株式に転換されると14%を出資する3番目の株主に浮上する。その後、キオクシアの株を買い増し、買収も可能だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 2

    中丸雄一「アパ密会」から2年で“冠番組”…禊は済んでも「元のポジション」には戻れないワケ

  3. 3

    伝説の『アメリカ横断ウルトラクイズ』来年復活へ 番組を取り巻く環境の激変で日テレに突きつけられた課題

  4. 4

    甲子園史上最速156キロ横浜・織田翔希にNPBスカウト早くも白旗 「直メジャー」なら契約金5億円も

  5. 5

    不倫問題の西武・源田壮亮に同情が集まる意外なワケ…妻・衛藤美彩の“幸せアピール”に疲れ果てた?

  1. 6

    皇族費増額の彬子女王、ブータン訪問にまた波紋…同行・伊藤穰一氏とエプスタインの“過去”

  2. 7

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 8

    「VIVANT」は観光客を呼べる! ロケ地巡りビジネスが大繁盛

  4. 9

    佐藤輝明の「メジャー移籍強行突破」に現実味…“阪神残留説”も「折れるつもりはない」の声

  5. 10

    京都・向日市、府内初の130メートル級、ゆがんだ建設計画に立ち向かう辣腕弁護士