著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

イオンがドラッグストア大手「アオキHD」への取締役派遣を中止 アオキ株保有継続で対立激化

公開日: 更新日:

 ツルハのようにイオンの軍門に下るのを嫌ったアオキ創業家は、その後、自社株の買い増しに動いた。「青木宏憲社長と青木孝憲副社長は、24年8月下旬にストックオプション(株式購入権)を行使し、宏憲氏は7.92%から12.12%に、孝憲氏は5.68%から10.11%にそれぞれ持ち株比率を引き上げた」(同)という。

 青木一族と岩盤の持ち合い株を含めると、「重要事項に拒否権を発動できる3分の1以上の株式を確保した」(同)とされる。その後、アオキHDは地場スーパーを買収するなど、独自路線をひた走る。

 だが、イオンは昨年秋にアオキHD株を買い増し、保有比率をそれまでの約10%から15%超に引き上げた。また、オアシスは11%超を保有する。

 これに対して、アオキは16日、買収防衛策を導入すると発表した。同社株の20%以上(議決権ベース)となる買い付けに対し、所定の手続きに従わない場合に他の株主に無償で新株予約権を割り当てる、いわゆる「ポイズンピル」の導入を決めた。2月17日開催予定の株主総会での承認を経て導入する方針だ。

 イオンは、取締役の派遣を停止し、岡田会長は社外取締役を辞任するものの、アオキHD株の保有は継続し、同社に対して「株主利益に資する経営を求めていく」という。両社の確執は長期化が避けられそうにない。

(森岡英樹)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 2

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  5. 5

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  1. 6

    高市首相「中傷動画」疑惑に逆ギレ答弁連発 質問した野党議員の制止振り切り“ご飯論法”で一気まくしたて

  2. 7

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  3. 8

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】

  4. 9

    維新はシャカリキでも産業界は「ノーモア都構想」…企業がごっそり“脱・大阪”前年度比1.8倍増

  5. 10

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由