愛媛の地銀2行が統合へ…お家芸の船舶融資で相乗効果
JMUは、石川島播磨重工業(現IHI)と住友重機械工業が共同出資して1995年に設立したマリンユナイテッドと、日立造船(現カナデビア)と日本鋼管(現JFEホールディングス)が共同出資で2002年に設立したユニバーサル造船が合併して13年に誕生した。いわば国策に近い会社だ。
政府は35年の船の国内建造量を、24年比の約2倍にあたる1800万総トンに増やす方針を打ち出している。船舶は「動く工場」とも呼ばれる。大型船では数百万点規模の部品や機器が使われ、関連する企業の裾野は広い。それだけに金融面からのサポートは重要性を増す。
両行の統合で、愛媛県内の預金や貸し出しのシェアは高まり、県内のメインバンクシェアは7割に達する。独占禁止法に抵触しかねない数値だが、20年11月27日から、同一地域で高い貸し出し・預金シェアを持つ銀行同士が統合する場合でも、金融庁への申請と公取委との協議・主務大臣の認可を経て、独禁法の制限(競争実質的制限の禁止)の例外とする「独占禁止法特例法」が30年までの時限措置として施行されている。



















