林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

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カギ握る、2人の総理経験者

 カギを握るのは、キングメーカーを狙う岸田文雄氏と麻生太郎氏、2人の首相経験者だ。

「岸田さんも、麻生さんも、進次郎を“本命”とみて、進次郎を支援して主流派になるつもりだと思う。2人にとって最悪の展開は、決選投票が“進次郎VS林”になることでしょう。もし、林さんが決選投票まで残ったら、さすがに岸田さんは、岸田派を挙げて支援せざるを得ない。でも、林さんが勝利する保証はなく、負けたらキングメーカーの座を奪われる。逆に、もし林総理が誕生したら、旧岸田派は林派に衣替えし、岸田さんの影響力が低下する恐れがある。だから、林さんには決選投票に残って欲しくないのがホンネでしょう。麻生さんにしても、林さんが決選投票に残ったら総理総裁の可能性が出てくるから、絶対に林さんが上位2人に残ることは阻止したいはずです」(自民党事情通)

「派閥政治」と「長老支配」──。自民党政治は変わらない。

  ◇  ◇  ◇

 新総裁が誰になるかで、連立構想の枠組みも大きく変わってくることに…。関連記事【もっと読む】総裁選後見据え“外野争い”が激化…「進次郎首相」誕生心待ちの維新に公明は恨み骨髄で詳しく報じている。

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