目の肥えたファンも心配…楽天の日本一、最大の不安材料は星野監督

公開日: 更新日:

 第6戦の楽天の先発は田中でまず間違いない。勝負事は何があるかわからないとはいえ、星野監督も今季負けなしのエースなら九分九厘勝てると見ているはずだ。

 だがしかし、日本一を手にするには油断できない。星野監督は勝利監督インタビューで「魂で勝ち取った勝利ですね?」と聞かれ、「今日くらいしびれたゲームはない。本当は九回で終わりたかったけど、みんなが楽しんでくれたからいいや」と笑い飛ばした。

 その試合を振り返れば、「?」というプレーや細かいミスもいくつかあった。十回だけを見ても、銀次が決勝タイムリーを打った場面。1死一、二塁、フルカウントから二塁走者の則本にエンドランを仕掛けた。もし三振していたらゲッツーで一気にチャンスがついえた。

 結果的に銀次は適時打を放ったが、一塁を飛び出して走塁死。その上、死球で足を痛めた藤田を三塁に進んだところで交代させたのもチグハグだった。

 ほころびも見える星野野球。チームの勢いは認めるが、6戦目がいくら今季無敗の田中でも、「絶対に日本一」と断言できない危うさもある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」