ミラン本田がホーム初先発で絶妙の“ごっつぁん”初ゴール

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■2部の格下相手に「らしさ」詰まった一発

 目の前に転がったボールに足を伸ばしただけの「ごっつぁんゴール」にも見えるかも知れない。しかし、シュートの場面でも「沈着冷静に状況を見極める」「瞬間的にベストのプレーを選択する」“本田らしさ”が存分に発揮された。

 ただ力任せにドカンと蹴り込むのではなく、GKの動きをギリギリまで注視。起き上がったGKがシュートコースを狭めようと左側に体を倒した瞬間、体勢を微調整しながら左足アウトにかけてシュート。GKの倒れた方向とは逆サイドのゴール左中段に突き刺さった。

 すぐさまチームメートが駆け寄り、肩を抱いたり、銀髪の頭を撫で回したり、試合を決定づけた助っ人選手のミラン初ゴールを絶賛する。歓喜の輪の中にいた本田は、いつものポーカーフェースではなく、肩の荷が下りた時に見せるようなテレ笑いを浮かべた。

 名うてのビッグクラブに迎え入れられ、しかも「背番号10」を背負うことになった。ゴールという目に見える結果が誰よりも欲しかったことは想像に難くない。ホッとひと息ついたからこそ、つい頬が緩んだのだろう。

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