ミラン本田がホーム初先発で絶妙の“ごっつぁん”初ゴール
新天地ミランでの初ゴールは、日本代表MF本田圭佑(27)の持ち味がタップリ詰まっていた。 セリエAのミランは現地15日(日本時間16日午前2時開始)、イタリア杯5回戦でセリエBのスペツィアと対戦。本拠地サンシーロ・スタジアム初お目見えの本田は、ミランに移籍して初めてスタメンに名を連ね、主戦場のトップ下に入った。
2―0とリードして後半に入り、1分半ほど経過した場面だった。
中盤の底・アンカーでプレーしていたMFモントリーボが、ペナルティーエリア左外からシュート体勢に入ったその瞬間、ペナルティーエリア内の本田が、GKに向かってダッシュを始めた。
モントリーボのシュートはゴール左下に飛んでいき、GKが体を倒しながら右手を伸ばしてセーブ。はじいたボールが前方に転がると、そこに本田が待ち構えていた。
モントリーボはミドルシュートが得意。本田のデビュー戦となったサッスオーロ戦でもミドルを決めている。シュートの上手なモントリーボがゴールの枠を外すことはない。GKがはじいたボールがこぼれてくるに違いない! そう瞬間的に判断したからこそ、すかさず本田はGKとの距離を詰めていったのである。