正確に飛ばすにはレベルスイング

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「何でそんなに左腰を突き出すんだ。腰は構えた位置で回せ」
 そう言って杉本英世プロに怒られながら教わったことを思い出す。

 ゴルフ雑誌の編集の仕事を始めた当初から杉本の担当をやっていたので、取材しながら一緒に回る機会が多かった。

「フックボールはインサイドアウト」「下半身の動きはスライド&ターン」と本によく書いてあるので、ダウンスイングで腰を少し横(左)に動かし、スライドさせながら、インサイドアウトの軌道で振り抜こうとしていた。

 しかし「胴長短足で腕の短い日本人がそんなスイングをしたら右に押し出したり、体が止まって大きく左に曲がったりする」と杉本。

 そう言われて日米のプロのスイングを比べて見ると、アメリカの選手はフォロースルーで腰を左にスライドさせるようにして体を弓なりに反って振り抜き、フィニッシュで逆C字形になるプロが多いことに気がつく。

 しかしアドレスのときより腰を左に出してインパクトするプロは日本にはめったにいない。バックスイングで体をひねることによって腰も内側に入ってくるので、ダウンスイングでは左腰を左に巻き戻しているけれど、アドレスの位置より左には出ていない。腰は構えた位置で横にターンしている。

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