遼ひさびさ国内ツアーVも「松山英樹との差は歴然」と専門家

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■いまだにスイングに迷い

 石川の父親である勝美氏は、月刊文藝春秋5月号で「アイアンやパッティングは松山君のほうが上でしょう。アプローチはいい勝負だと思います。ドライバーはもしかしたら遼のほうが上かもしれない。(中略)スイングプレーン(肩からボールにかけてつくる仮想の一枚の面)は松山君のほうが若干上でしょうね。(中略)それに対し、遼はスイングプレーンがバラバラ」と、語っているが……。

「石川が勝てたのは、距離が短い国内トーナメントだからです」と、ゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏がこう続ける。

「石川は米ツアーでは距離が出ないのに、無理して飛ばそうとするから、正確さ、安定性を欠くのです。となると、なおさらショットを徹底的に磨くしかありません。しかし、いまだにスイングに迷いがあります。狂いのない、自分のスイングが身についていない。行き当たりばったりというか、あっちを変え、こっちを変えの繰り返しです。しかも他人のスイングを見てその一部だけ取り入れたりする。それではダメ。スイングには一連の動き、流れがあるからです。試行錯誤を重ねたところで、頂点までのきちんとしたレールが敷かれていないのですから、何も変わりません。コース設定がやさしく、選手のレベルも低い国内では、ハマればこの試合のようにスコアを伸ばせたり、ごまかしもききますが、距離も設定もタフな米ツアーではそうはいきません。予選落ちが多いのも、初日から計算できる、安定したゴルフができていないからです」

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