レスリング世界選手権開幕 低迷日本男子が打って出る“奇策”

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 16年リオ五輪の試金石となるレスリングの世界選手権が8日にウズベキスタン・タシケントで開幕した。

 初日は男子フリースタイル4階級が行われ、57キロ級の高橋侑希(山梨学院大)は3位決定戦でイランの選手に敗れて銅メダルを逃した。日本勢は高橋の4位が最高だった。

 12年ロンドン五輪で女子は吉田沙保里ら3個の金メダルを獲得したのに対し、男子はフリースタイル66キロ級の米満達弘の1個に終わった。

 低迷する男子の巻き返しを図るため、今年の世界選手権とアジア大会(韓国・仁川)では奇策に打って出る。84年ロサンゼルス五輪の宮原厚次(52キロ級)以来、金メダルから遠ざかっているグレコローマンはリオでのメダル量産を目指して相手のかく乱を狙っているのだ。

 今大会、日本レスリング協会はレベルの高い世界選手権には国際大会での実績が乏しい国内の2番手クラスを派遣。アジア大会にはロンドン五輪60キロ級銅メダルの松本隆太郎(現66キロ級)らリオでのメダル取りが有力視される選手を代表に選んだ。

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