楽天ドラ4 日系4世フェルナンドが秘めるブラジリアン魂

公開日: 更新日:

 フェルナンドと違って、両親はあまり日本語をしゃべれないという。

「勤めている工場に同じ日系ブラジル人が多いんですよ。日本語を使わなくても仕事が出来ちゃう。少し前に95歳の…96歳かな? 亡くなったひいおばあちゃんも、晩年は日本語を忘れていたくらい」

■好物は母の手料理

 好物は母の作るフェジョンというブラジル料理。豆を煮て白米にかけたもので、ブラジルでもポピュラーな家庭の味として親しまれている。

 熱帯のブラジル出身だけあって、寒いのは大の苦手。高校までは「上州のからっ風」が吹きすさぶ群馬県太田市に住んでいたのに、「全然ダメです(苦笑い)。冬なんかは寒くて寒くて。特に季節の変わり目に弱いんです。夏だってブラジルはこんなに暑くないですよ」。

 寒冷地東北で、両親から受け継いだ熱いラテンの血を燃やせるか。

▽1992年4月13日、ブラジル出身。5歳の時、故郷から群馬県太田市に移住。小学生の時に野球を始め、桐生第一高を経て白鴎大に進学。1年春からベンチ入りし、今春は打率.348、6本塁打、16打点の成績を残した。身長175センチ、79キロ。右投げ右打ち。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」