森高夕次
著者のコラム一覧
森高夕次漫画家・漫画原作者

1963年、長野県生まれ。コージィ城倉のペンネームで89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。原作を務める「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした異色の野球漫画としてベストセラーに。

松坂大輔に4年16億円!? ソフトバンクの適正価格に待った!

公開日: 更新日:

 これまでは、巨人阪神がトップを走っていた。この2球団による争奪戦になっても、巨人も阪神もお互い、「条件はこれくらいだろうな」と金額に想像がついたと思う。

 ソフトバンクの場合は頭何個分も飛び抜けている。オーナーである孫正義氏は世界的な大金持ちで、個人資産は2兆円近いといわれる。他の11球団のオーナーとは貨幣価値が違うのかもしれない。松坂獲得資金はポケットマネーの感覚ではないかと思う。

 DeNAは、ソフトバンクがどこまでカネを出すか、全く見えなかったはずである。

 僕はプロ野球には「適正価格」があると思っている。巨人の中継ぎ左腕・山口鉄也が、最大3年10億円の契約を結んだという。7年連続60試合登板の実績を評価されての「功労賞」的な要素もあると思う。山口のように実績を積み重ね、FAで争奪戦に発展するような一流選手になると、年俸はドンブリ勘定になる傾向がある。とはいえ、その年俸が選手の価値に見合うかどうか、上限はあってしかるべきではないだろうか(いや、生意気言ってスイマセンが……)。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終