ハリルホジッチ氏有力 “オシム人脈”が日本代表にお得な理由

公開日: 更新日:

 もう一人、ブラジルW杯にアルジェリア代表監督として出場したバヒド・ハリルホジッチ氏(62)も有力候補。オシム氏を含めて3人ともボスニア・ヘルツェゴビナ国籍である。

「後任探しをやっている原―霜田コンビには、『W杯本大会で采配を振った監督』という大前提がある。代表監督経験がなく、W杯も初体験だったザッケローニがW杯で冷静さを失ったシーンが印象的だった。その教訓を生かすためです。スシッチもハリルホジッチもブラジルで修羅場を経験したわけだし、経験値の面でまったく問題はない」(サッカー関係者)

 アギーレ氏が解任された後、後任候補として多くの監督の名前をスポーツ紙などが報じたが、その大多数が「霜田委員長がオファーどころか、接触もしていない。代理人や取り巻き連中が売り込んできたり、売名行為のために“日本から誘われている”と勝手に言っているだけ」(前出の関係者)。

 スシッチ氏かハリルホジッチ氏か、どちらかと正式に契約を結ぶことになった場合、親日家で常識人のオシム氏の目が光っているので年俸や待遇面でムチャも言えないし、真面目に仕事をしないとオシム氏にどやしつけられる。

 そういう意味においても、オシム人脈から選ぶのは悪くない選択だ。

 大仁会長は「急(アギーレ解任)な話で(渡欧した霜田委員長は)大変だったと思うが、思ったよりは(順調)」ともコメントした。いよいよ大詰めを迎えてきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗