右肘手術成功のダル 早くも囁かれる来季以降への深刻な影響

公開日: 更新日:

 まず、今季全休することで来オフ、FAになる可能性がほとんどなくなった。「5年でFA」の条件を満たすには、出遅れ必至の来季、サイ・ヤング賞を獲得しなければならない契約内容になっているからだ。

 従って再来年の17年シーズンまでレンジャーズに縛られるうえ、スポーツライターの友成那智氏はこう言った。

「トミー・ジョン手術は平均で球速が3キロ落ちるといわれています。23歳で手術を受けて球速がアップした田沢(レッドソックス)のようなケースは期待薄です。生命線のスライダーは肘に負担がかかるうえ、30歳前後の契約であれば球団が負担する保険料も高額になります。来年、再来年と結果を残しても、次回の契約に影響が出るのは避けられないでしょう」

 ダルはブログで<リハビリと言う“過程”においては絶対に妥協はしない>と語っていた。まずは右肘をしっかり治すことが大事とはいえ、決して将来が明るいわけではないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が